甘酒の作り方(炊飯器で簡単に作る方法)
私は甘酒が好きで、いつもスーパーで固作りの甘酒の元を買って作っていました。炊飯器で保温して甘酒を作る方法があると知り、今回甘酒を炊飯器で簡単に作ってみました。炊飯器の釜の上に割り箸を置いて炊飯器の蓋が完全に閉まらないようにします。
甘酒の材料(固作りの甘酒の元ができます)
- 米麹楽天 (こうじ)(500g)
- 白米(3合)
- 水(500mL~1L)米を炊く水は別に用意します。
甘酒の作り方(炊飯器で保温する方法)
この写真は炊飯器を使って甘酒を作っているところです。3合のご飯を炊いて米麹を混ぜたところです。釜の上に割り箸を置いて炊飯器の蓋が完全に閉まらないようにします。
または、炊飯器の蓋は完全に開けておいて、割り箸を使わず、炊飯器の釜に別の蓋をしても良いと思います。
- 白米3合をといで普通にご飯を炊きます。
- ご飯に500mLの水を加えて混ぜます。適度に温度が下がるはずです。目安の温度は50~60度Cです。柔らかい甘酒の元にするには水を多くします。
- あらかじめ米麹をビニル袋の中でほぐしておきます。これを炊飯器の中に入れてしゃもじでよく混ぜます。
- 炊飯器にちょうど合った落し蓋をします。これは表面が乾くのを防止する為です。少し柔らかめの甘酒にするには加える水の量を約1リットルとします。そうすれば落し蓋は必要ありません。
- 炊飯器の蓋を少し開けておく為に、炊飯器の釜の上に割り箸を置いて炊飯器の蓋を閉めます。蓋の上に皿などで重石をして蓋が開かないようにします。
- 炊飯器を保温状態にします。炊飯器の保温の温度は60~70度Cですが、蓋を完全に閉めていないので約50~60度Cの温度になります。この温度は麹の酵素をうまく働かせる為です。麹菌を増殖させる為ではありません。
- 2時間程度保温したら、全体をかき混ぜます。後は適当な間隔でかき混ぜてやります。
- 保温時間は約24時間で完成します。
- 冷却してからタッパーウェアなどの容器に入れ替えて、冷蔵庫で保存します。
甘酒の作り方(こたつで保温する方法)
こたつで保温する方法では、炊飯器を使う場合と違うのは、保温の仕方だけです。容器をバスタオルなどでくるんでこたつの中に入れて保温します。温度計を使って約50~60度Cになるように管理してください。
甘酒をうまく作るコツ
とにかく保温の温度をうまく管理するのが甘酒をうまく作るコツです。炊飯器の保温は温度を一定にすることができるので、この用途には最適です。割り箸で蓋を少し開けておくか、蓋を完全に開けておいて別の蓋を使うのがコツです。
こたつで作る場合も、一度作ってみて温度管理のコツをつかんでください。二回目からは同じ方法でうまく作れると思います。
保温する温度について
甘酒を作る為の保温温度は50~60度Cです。これは麹菌が作り出した酵素(アミラーゼ)をうまく働かせる温度です。アミラーゼによって米のデンプンが分解されて糖分になるのです。
麹菌を増殖させるには40度C以下にする必要があります。40度C以上では麹菌が死んでしまいます。私が子供の頃は、常温で甘酒を作っていました。あれは麹菌も増殖させていたものと思います。あの味は今でも忘れられない思い出です。
甘酒の飲み方
甘酒を飲む時は、固作りの甘酒の元を必要なだけ小鍋にとりわけて、お好みの固さに薄めて温めます。湯のみなどの器に注いでお好みでおろし生姜を入れます。甘いのが好きなら砂糖を加えます。