コンクリートブロックをうまく切断する方法

コンクリートブロックを切断して使いたいことがよくあります。しかし、コンクリートブロックを綺麗に切断するのは難しいものです。私は工夫してダイヤモンドカッターとコンクリート用振動ドリルを使ってうまく切断していますので紹介します。



ディスクグラインダーとダイヤモンドカッターでコンクリートブロックを切断

ディスクグラインダーの写真(リョービのMG-100) ディスクグラインダーと ダイヤモンドカッター楽天 を使えばコンクリートブロックを切断することができます。しかし、コンクリートブロックの切断厚さは、約30mm以内です。

この写真では金属切断用のディスクが付いていますが、刃をダイヤモンドカッターのディスクに交換してやります。


コンクリートブロックをダイヤモンドカッターで切ったもの

この写真のようにコンクリートブロックを切断する場合は、表面しか切断することができずに、ブロックを分離することができません。

今まで、これを分離するには、ハンマーを使ってコンクリートブロックを叩いていましたが、うまく切断できないものです。

尚、ダイヤモンドカッターを使う時は、乾式で使えると書いてある刃でも、水を掛けながら湿式で使った方がダイヤモンドカッターの刃が長持ちします。これはダイヤモンドが熱に弱いからです。また、水を掛けることによって粉塵を撒き散らすのを予防することができます。じん肺の予防にもなります。

ダイヤモンドカッターで切ったコンクリートブロックにドリルで穴を開ける

ダイヤモンドカッターで切ったコンクリートブロックに穴を開けるそこで、ダイヤモンドカッターで切ったコンクリートブロックの切断されていない部分にコンクリートドリルで穴を開けてみました。

Φ6~8mmのドリルビットを使用して少しずつ何箇所か穴を開けていると、自然に分離してうまく割れてくれました。ドリルビットは小さめの方が良いでしょう。

普通のコンクリートブロックはこの下の写真のように4箇所切断できない部分が残ります。この部分にコンクリートブロックの両面から少しずつ穴を開けるのです。

この写真はドリルにヒルティのTE-22を使っています。このハンマードリルはコンクリートに無反動で穴を開けることができる優れものです。

切断したコンクリートブロック

切断したコンクリートブロックこの写真が切断したコンクリートブロックです。このように並べて坂道の土留めに利用します。この場合は坂道の傾斜角は約14度になります。

このようにして切断したコンクリートブロックは無駄な部分が全く無く簡単に坂道を作ることができます。

もちろん、この方法を使えば、他の形に切断することも可能です。

12cmブロックや15cmブロックの切断には特に有効です

12cmブロックや15cmのコンクリートブロックは厚みがあるので、ダイヤモンドカッターだけでは到底うまく割ることができません。この場合、この方法は特に有効だと思われます。