竹を枯らす方法(竹やぶを廃止して開墾する方法)

竹は生命力が強くて、放おっておくと竹やぶ(竹林)になってしまいます。竹を枯らすには色々な方法がありますが、なかなか完全なものはありません。竹を地上高約1mで切って枯らす方法や除草剤を使って竹を枯らす方法や重機で掘り取る方法などがあります。



竹を地上高約1mで切って枯らす方法(切ってから半年後の写真)

竹を地上高1mで切って枯らす方法の6ヶ月後の写真 冬の間に竹の地上高約1m付近を切っておくと、半年後にはこの写真のように、吸い上げた 養分楽天 や水分が竹を切った部分から吹き出してきます。この竹の種類は真竹だと思います。

地下茎に蓄えた養分を消費してしまって枯れるというのは本当のようです。竹の切り口から泡のようになって外に出ています。夏の間に全て出てしまって枯れてしまいました。

よく見ると、竹を切った時に竹が割れているものでは、切り口から泡が出ていません。これは、1mで切ったことにならないからだと思われます。確実に竹を枯らすには竹が割れないように切る必要があると思われます。

1年後にはタケノコが出ませんでした。竹の地下茎は約8m以上も伸びるらしいのです。いつもは、ここから数メートル先にも竹が生えていたのですが、それも生えなくなりました。切っていない竹でも枯れたのがあります。
撮影2011年6月

竹を切ってから2年後の写真

竹を地上高1mで切って枯らす方法の2年後の写真 この写真が、竹を約1mの高さで切ってから約2年後の写真です。写真では青竹が2本写っていますが、これは私が竹を利用する為にわざと残したものです。

また、残した竹のうちの一部には枯れている竹もありました。その他の竹は全て枯れていました。

切った次の年には、小さい笹のような竹は少し生えて来ましたが、すぐに刈り取りました。

もう一箇所、別の場所でも30平方メートルくらいで実験しましたが、竹やぶ(竹林)に戻ることはありませんでした。元々竹やぶだった訳ではなく、竹が増えてきた所で枯らす実験をしてみた訳です。
撮影2013年4月

現代農業の2019年4月号に掲載されました

現代農業の2019年4月号に掲載された写真

この上の写真とその記事の内容をアレンジしたものが、月刊誌「現代農業」の2019年4月号に掲載されました。

このページは2013年頃より作成し公開していたのですが、現代農業の編集部の人の目に留まり、竹を枯らす特集記事の中で掲載していただきました。ありがとうございました。

除草剤を使って竹を枯らす方法

もっとも確実なのは、除草剤を使って竹を枯らす方法です。まず、電気ドリルを使って、竹の地面から約30から50cmの所へ直径約数mmの小さい穴を開けます。節のある所より少し下側に穴を開けた方が良いでしょう。竹を切る必要はありません。

その穴に100円ショップなどで買った鶴首スポイト等を使って、ラウンドアップやグリホアップなどの除草剤を原液のまま10から30mLを注入します。ドリルで開けた穴はテープなどで塞いで、水が入らないようにしておきます。

竹が枯れたら枯れた竹を切って処分します。もし、枯れない場合はこの方法を何度でも行ないます。出てきた笹や竹の子などはすぐに刈り取ると良いでしょう。

重機で掘り取る方法

平坦な土地でバックホーなどの重機が安く借りられるのなら、竹の根を直接重機で掘り取ってしまう方法が有効です。早く畑などにしたい場合はこの方法しかありません。傾斜地では重機を使っても難しいでしょう。

これを人力で行なうのは、竹の根が深くて到底無理です。最低でも約1mは掘る必要があります。軟らかい土で、大きな岩などが無ければうまくいきますが、硬い土地や、岩などが多い場合などでは人力では大変な労力で無理です。